コントロールの3つのパターン
日常で自分の子供や生徒たちと
接していて思うことは、
本当に子供は無垢な存在。心はスポンジ。
そしてその子の人格形成や進路には、
家族、ほとんどの場合
両親が関わります。
よくあるある、
「ピアノの練習」に例えてみます。
① 練習しないとママが怒ってたたく
「練習するまでおやつなし!」
「そんなんだったらやめちゃいなさいっ! 」
これはわかりやすいコントロール
② 練習しないとなんとなーくママの機嫌が悪い。
こりゃ練習するフリだけでも
しといた方が良さそうだぞ
これは静かなコントロール
人間の行動は
痛みか快楽か
恐れなのか愛なのか
に集約されます。
①②のように、こっちに行くと
痛い目に合いそうだ、
という場合には、痛みを避けて、行動します。
最後に
親も子供も、もっとも気づかないコントロールは
③ 練習したら、ママは褒めてくれる!!
もちろん褒めることは大事ですが、
褒められるために練習するのは良くありません。
ただ単に練習したから褒める、では
痛みを避けて練習しているのと同時に
親の快楽と、自分の快楽との境目が
なくなってしまいます。
③のコントロールは、時間をかけてじわじわと、
無意識に、子供の人生の舵を取り
親の思い通りの人生を子供に歩ませることに
つながります。
練習は、自発的にしなければ意味がない。
いやいや練習させることは
練習嫌い→ピアノ嫌い
を誘発させると私は思っています。
(初期には練習にお母様が付き合う、
家でお尻をたたいてもらう協力は不可欠ですが)
レッスン楽しい→ピアノ楽しい→練習も楽しい→上手くなってまた楽しい
になると良いなと思って指導しています。
私の今までの指導歴では
ピアノが嫌いになってやめてしまう生徒は
ほとんどいません。
逆に音楽の道には進まなくても、
受験が終わってから、
ピアノを続けたいと
門をたたいてくれる生徒がいること
とっても嬉しいです♫
あなたの人生につきまとう
両親からのコントロール
先生からのコントロール
上司からのコントロール
あなたの子供にも、同じことができてしまいます。
信念を持って教育するなら
コントロールを手放して行きましょう。
体験セッション
しています。
(ライフコーチ松岡直子のホームページへ)
2件のコメント
岡 利栄 · 2017年11月25日 1:57 PM
ここ何年か、ピアノに興味があります。
小学生の時に通っていた、ピアノの先生は、とっても厳格で、間違えると鍵盤の上の手を、ピシャリっと叩くような人でした。
それをひたすら我慢して、親にもピアノを辞めたい!とは言い出せず、文字通り先生にも親にも、コントロールされていました。
結果ピアノが嫌いになり、全然上手には弾けませんでした💦
きっと松岡さんが先生だったら、「ピアノが趣味です!」って、言えたかも。
子供の頃の反動か、今は好きな事が人生の中心です(笑)
家にピアノがなくなったのに、最近もう一度ピアノを弾いてみたいと時々思います。
本当は、昔もピアノが好きだったのかな〜?
FBにコメント書くのが恥ずかしいので、こちらに書きました。
来月のリサイタル、行けなくて残念です💦
naokomatsuoka · 2017年11月25日 2:36 PM
りえさん、コメントありがとうございます!
「好きなことが人生の中心」だなんて、素晴らしいです。
実際にりえさん輝いておられますし♡
反動で、好きなことを選ぶようになったということは
コントロールにもお役目があり、
嫌なピアノレッスンの経験にも、意味があったのだと思います。
それに、もう一度ピアノを弾いてみたいということは、
その先生が、ただコワかったのではなく、「情熱を持って厳しく」
指導されていたのだと思います。
だから音楽の本質は、りえさんにきちんと伝わっていた。
潜在的には先生の一生懸命なご指導を 子供なりに
しっかり受け止められていたのではないでしょうか。
私も最初の先生には、ピシャリとやられていましたが、
私の態度が悪すぎて(笑)先生の方が続きませんでした。
でもその先生が、私に見切りをつけたと同時に
生涯の恩師になる先生を紹介してくれたのです。
今では最初の先生とも仲良し、とっても感謝しています。
またお会いして色々お話ししたいです⭐︎