今のが精一杯!
低学年のSちゃん
ある曲を弾いていて、暗譜課題だったのに
◯をあげられるのには程遠い演奏。。。
なので、とりあえず
「もう一回弾いてみる?」
と言ったら、なんと部屋の隅まで駆けて行ってしまい
「やだ〜今ので精一杯!もうムリ〜」
と言うのです。
それも、ちょっと茶化している!
(こやつ、練習してないな〜(-。-;、いつもだけど。 )
そんな時
・先生ができると信じてるからこの曲をあげたのよ、と励ます
・練習してないんでしょ〜(ま、していないんだけど)
・今のが精一杯なんてことない、もっとできるはず!
・無理でもなんでも弾きなさい!
・
・
色々な持って行き方があると思います。
生徒ちゃんのタイプによっても、
リアクション想像できますよね。
今回はもう、
今日は練習のつもりで弾かせるしかない
と思い
「Sちゃん今のは精一杯だったんだよね?
精一杯じゃなくていいから、
さっきよりもヘタッピなやつでいいから、
弾いてみる?」
と言いました。
Sちゃん「うーん、、、」
と、渋々、弾いたら、
できた!(◎_◎;)
Sちゃんもキョトンとしている(笑)
?なんでできた!?
?最初のぐちゃぐちゃの下手さはなんだったのか
?実は猛練習していたのか(そんなはずはない)
?下手でいいことに、
そんなに心も指も軽くなるものなのか
?
?
子供の、ひいては人間の可能性は計り知れない
と感じた出来事でした。
力の限り弾くことが、良い演奏ではないし
精一杯頑張って何かをすることは
必ずしも良い結果を生むわけではないんだな。
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